税理士試験 5科目一発合格を目指す!

 他業界で働きながら5科目合格を目指して受験勉強再開中。平成30年(第68回)の試験で一気に官報合格します。

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事例理論問題の解答フォーマットを早い段階で知る その1 

 

1 前振り


 以前の記事で簡単に触れたように、
平成24年試験の受験対策として、TACで法人税法と消費税法を
年内完結から上級コース、直前コースへと受講しました。
今年は新規に取り組む科目として相続税法を、同じコースで受講しています。

 今年の年内は、法人税と消費税を
その教材を復習をしながら発表を待っている状態ですが、
そのカリキュラムを振り返ってみると、
昨年の今頃からこうしておけばよかったなと思うところがあります。

 正直言って、重い科目といわれている法人税であっても、
年内完結を受けているの間に
毎回のミニテストや実力テストで満点(かそれに近い点数)をとるだけなら
それほど大変たいへんなことじゃありません。

いや、はっきり言って簡単なことです。
毎日30分くらいの勉強時間を取るようにしさえすれば簡単にできます。
理論だって、月に1~2題覚えればすみますから。
(これがあとでボディーブローにように効いてくることを
このときは知りませんでした・・・)

(注意 どんな問題にも対応できるような実力を付けることとは全く別のことです。
それは一般には1年では難しいといわれていますし、私も今でもそう思います。
あくまでも毎回のミニテストと月1の実力テストで点を取ることに限った話です。)


 だからこそ、年が明ける前に、いや、
昨年の今の時期には知っておきたかった。

 それは・・・

事例型の理論問題の書き方(フォーマット)を早い時期に学んでおくことです。

ここでいう事例型の理論問題とは、
「○○という事例について、法人税の取り扱いを簡潔に説明しなさい」
ってヤツですよ。例えばこういうものです。
 (例題) 次のそれぞれの取引を、益金の観点から説明しなさい。
  1. 当期に棚卸資産を100円で販売し、代金は掛けとした。
  2.  以下略

 どうします? これ。

 書き方を知らなかった時代(昨年の今頃)の私なら
「販売額100円は益金を構成する。」
「販売対価として受け取った100円は益金である。」
とでもしていたでしょう。

 夏休みの宿題の読書感想文じゃあるまいし。
いい大人が受ける試験でこんな自由な感じで書いたところで、
仕上がりが幼稚すぎて、まともに読んでくれませんよ。たぶん。

 ではどうすればいいのか?

2 事前準備と思考過程 概要


  • 規定(条文、通達)を分解、整理して理解する
  • 規定を覚える
     覚えた規定は型をつくる材料として使います。
  • 事例から文言を拾って、その型に当てはめる

 ただ規定を覚えるだけにとどまらず、こういう視点で準備をしておくことです。
以下、法人税法22条2項の規定を例に取り、順を追って説明します。

3 事前準備と思考過程 法人税法22条を例に


 まず、規定を分解、整理します。
必要に応じて、先に主語述語レベルを把握することから始めましょう。

法人税法 第22条第2項

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上当該事業年度の益金の額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、資産の販売、有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、無償による資産の譲受けその他の取引で資本等取引以外のものに係る当該事業年度の収益の額とする。


 ↓

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上当該事業年度の益金の額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、資産の販売、有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、無償による資産の譲受けその他の取引で資本等取引以外のものに係る当該事業年度の収益の額とする。


 ↓

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上 // 当該事業年度の / 益金の額に算入すべき金額は、// 別段の定めがあるものを除き、// 資産の販売、/有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、/無償による資産の譲受け/その他の取引で資本等取引以外のもの // に係る // 当該事業年度の//収益の額とする


 とりあえず、主語述語レベルで大まかに内容を把握します。

益金の額に算入すべき金額は収益の額である

これが骨格部分です。

法人税法 第22条第2項

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上 // 当該事業年度の / 益金の額に算入すべき金額は、// 別段の定めがあるものを除き、// 資産の販売、/有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、/無償による資産の譲受け/その他の取引で資本等取引以外のもの // に係る // 当該事業年度の//収益の額とする


  ↓

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上
当該事業年度の / 益金の額に算入すべき金額は

別段の定めがあるものを除き、

  • 資産の販売、
  • 有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、
  • 無償による資産の譲受け
  • その他の取引で資本等取引以外のもの
に係る / 当該事業年度の収益の額とする


  ↓

 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上
当該事業年度の / 益金の額に算入すべき金額は

別段の定めがあるものを除き、

  • 資産の販売
  • 有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供
  • 無償による資産の譲受け
  • その他の取引で資本等取引以外のもの
に係る / 当該事業年度の収益の額とする



 22条1項で「所得の金額=益金の額-損金の額」と規定されており、
22条2項では、「益金の額に算入すべき金額は
  • (1) 資産の販売
  • (2) 有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供
  • (3) 無償による資産の譲り受け
  • (4) その他の取引で資本等取引以外のもの
に係る当該事業年度の収益の額とする」といっています。つまり、

ある事業年度の益金の額は一定の取引に係るその事業年度の収益の額である

ということです。
 そして、一般に「AはBである」とは「A=B」ということですから
「BはAである」と言い換えられます。よって、次のようにまとめられます。
 

(益金であることを説明する構文)

 

ある事業年度の一定の取引に係る収益の額は、
その事業年度の益金の額である

 

 

(ある事業年度の)一定の取引○○円は、
その事業年度の益金の額に算入される

 

 

(ある事業年度の)取引○○円は、一定の取引に係るその事業年度の収益の額としてその事業年度の益金の額に算入される

※ 下線部分について

一定の取引」には下記の4つの取引のうちのいずれか

  • (1) 資産の販売
  • (2) 有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供
  • (3) 無償による資産の譲り受け
  • (4) その他の取引で資本等取引以外のもの

 「その事業年度」には、
   「当期」のように具体的な事業年度を表す言葉

 「取引○○円」には、
   「売上高100円」のように具体的な取引事例を表す言葉

がそれぞれ入ります。


 では、材料がそろったところで、例題の解答を作ってみましょう。

4 例題と解答


 (例題) 次のそれぞれの取引を、益金の観点から説明しなさい。
  1. 当期に棚卸資産を100円で販売し、代金は掛けとした。
  2.  以下略

 1の事例は、棚卸資産の販売です。これは、上記4つの一定の取引
  • (1) 資産の販売
  • (2) 有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供
  • (3) 無償による資産の譲り受け
  • (4) その他の取引で資本等取引以外のもの
のうち、(1)の資産の販売に該当します。
 そして、販売時期は当期、販売額は100円ですから、この段階で解答は

1の取引100円は、資産の販売に係る当期の収益の額として(当期の)益金の額に算入される。

となります。
 あとは、「資産の販売に係る収益」は会計では「売上(高)」であるため、
「取引100円」を「売上高100円」に置き換えると
解答が完成します。

 (例題) 次のそれぞれの取引を、益金の観点から説明しなさい。

  1. 当期に棚卸資産を100円で販売し、代金は掛けとした。
  2.  以下略

 (解答)

 1の売上高100円は、資産の販売に係る当期の収益の額として
当期の)益金の額に算入される。
 まだ、「有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供」
の読み方を見ていませんが、これは明日の記事に回します。

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この記事にいただいたコメント一覧

 

ちょっとナメテました。もっさんのこと。。。


嫌シツレ、本当にシツレ。
ファン第一号なんて言いながら「5科目なんてムリに決まってんじゃ!!」って思ってました。

さらっと書いてますが、感心しました。
う~、本当に5科目受かったらどうしよう(笑)
って、12月にあっさり2科目クリアーするんじゃ?
なんて思ってます。

刺激受けますわ。

kater #oPE1xa0. | URL | 2012/09/14 10:50 | edit

なめたらあかんぜよ(笑)

kater さん

 女性になめられると、つい、立ってものはなーんだ?
 宿題です。バツとして考えていなさい(笑)

> ちょっとナメテました。もっさんのこと。。。
>
>
> 嫌シツレ、本当にシツレ。
> ファン第一号なんて言いながら「5科目なんてムリに決まってんじゃ!!」って思ってました。
>
> さらっと書いてますが、感心しました。
> う~、本当に5科目受かったらどうしよう(笑)
> って、12月にあっさり2科目クリアーするんじゃ?
> なんて思ってます。
>
> 刺激受けますわ。

おやじ税理士もどき #- | URL | 2012/09/14 17:19 | edit

冗談です

kater さん

>  女性になめられると、つい、立ってものはなーんだ?
>  宿題です。バツとして考えていなさい(笑)

 正解は、「ハラ」です。

 あー、腹立つってか!?

 冗談はさておき、お褒めにあずかりまして光栄です。
ありがとうございます。何かのお役に立てればなによりです。
一応やるべきことはやっているつもりですので、
まあ、12月でいくらか合格ってるといいんですけどね。

 実感としては少し足りていないと思いますので
まあ、タイトルどおりの一年間になることでしょう。

 受かっていると、タイトルを変えなきゃいけないのが悩みの種。
(って、そっちかい!)

おやじ税理士もどき #- | URL | 2012/09/14 17:25 | edit

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