税理士試験 5科目一発合格を目指す!

 他業界で働きながら5科目合格を目指して受験勉強再開中。平成30年(第68回)の試験で一気に官報合格します。

熱く語ると人は引く。だからだったのか。 

 

1 過去の失敗

(1)十年前の私 塾講師時代

前にプロフィールを書いた記事で、
私は以前塾講師をしていたことがあると書きました。

 自分で言うのも何ですが、
そのときはとにかく

  • 生徒の学力を何とか上げよう
  • それで喜んでもらおう
  • だからよかれと思うことは全部伝えてあげよう

という気力に満ちあふれていました。

だからといって、別に今は
「人なんて知ったこっちゃねーよ。へん!」
な風に変わり果ててしまった・・・
というわけではござらんので (なんか、キャラがおかしくないか?)
誤解なく。

 今だってお客様の満足のために働いていますよ。
・・・・・・・たぶん。

さて、冗談は顔だけにしておき、
今日は今になって真実に気づいてしまった
過去の失敗談を紹介します。

(2)よかれと思えばそれでいいのか

先ほどの続きですが、
当然、生徒に向かって熱く語りかけることになるわけです。
相手がどう思っているかも知らずに。
反応はみながら話をしていたつもりではあったのですが、
冷徹に検証してみようという視点がなかったため
よかれと思ってやっていることだから
必ず相手に届いているはずだ
と思い込んでいました。

  • こういうことを知りたいはずだ
  • これを学んでもらおう
  • これは有益だから伝えよう

これを世間一般には
・小さな親切大きなお世話
・上から目線
・北風と太陽
などとというのでしょう。

(3)なぜ検証をしないのか

冷静に振り返ってみてば
平素、特に感謝されたわけでもなく
生徒数がどんどん増えていった、ということもなく
卒業後に生徒が私宛にたずねて来ることはなく
(他の人気講師には何人かいました。)
ということは、講師として人気がなかったわけです。

その現実に向き合えば、
それはなぜなのか?
自分のやってきたことは、本当に相手のためになっているのか?
と考えてみようと気づいたはずです。

でも、残念ながら、当時はそこに思い至りませんでした。
挙げ句の果てには、だからこの業界には未来がないなんて
間違った分析をもとに離れることになり
その後少しあって今に至ります。

2 十年後に振り返る

しばらくそんなことも忘れていましたが、
日経ビジネスOnlineで遙洋子氏のコラムを読み
その残念な記憶のかけらを貫く道が通ってしまったように感じたのです。

遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」

2012年6月22日

挨拶の言葉を紙に書いておくな

あなたは誰に向かって話しているのか

 私はパーティに参加し人を観察するのが好きだ。たくさんの視線の中、人がどう挨拶し、なぜそう動いたかを眺めていると、主催者としても参加者としても学ぶべきことは多い。

関西芸人よりもおもろい政治家の挨拶

 ある政治家の大臣経験クラスの方々の挨拶を聞いたことがある。その中には元総理もいた。

 ニュースで編集されて流される問題発言などの挨拶の断片ではなく、生で聞く政治家の挨拶をどっぷり聞いてみた。

…おもろい。

 そこらへんの芸人より、がぜん、おもろい。

 次々登場する政治家の挨拶を聞き続けているうちに、あることに気づいた。「この話芸はもはや桂米朝師匠(人間国宝)レベルではないか」ということ。

 関西芸人はおもろいと自負していた私には相当衝撃の事実だった。なぜこれほど人の気をそらさず笑いを交え、なおかつ本来の主旨を的確に押さえた挨拶ができるのだろうか。

 それは、その後登場するまったく面白味に欠ける人物の挨拶を聞くことで、その違いを発見ができた。

 その人物もまたメディアでは著名な方であったが、挨拶は終始、熱くまじめでストレートな言葉に満ちていた。これからの日本、これからの人間関係、どうすればよりよき将来を築けるか・・・。

 いったい・・・、と思った。

 いったい、こういう人は、たくさんの人が集まる中で熱く語れば届く、と、真剣に思っているのだろうか。語りが熱くなるほどに聴衆は冷める。聴衆とはそんなもんだと山ほど経験したベテラン政治家が挨拶に長けるのは当然だ。政治家たちの挨拶はなぜおもろいかの答えが出た。

「最悪のことが起きてしまいました」

 熱くなく、まじめでなく、日本の将来ではなく、ほんの些細な日常の出来ごとや、クスッと笑えるエピソードを語ってみせることにのみ時間の多くを割いた。肝心のメッセージは挨拶の締めのほんの一言といっていい。

 彼らは聴衆の心理というものをよく心得ている。往年の漫才師が肩の力を抜いてどうでもよさげに話し始め、気が付けばどっぷり話の中に入っているような挨拶。語り手の力が抜けるほどに聴衆は湧き立った。勢いだけで登場し、観客を置いてきぼりに空回りする若手芸人との違いを見せつけられるようだった。

 聴衆の前に立つということは、あらゆる職業を超えて話芸がモノを言う。

(以下略)

 相手に何かを伝えたければ、まず聞いてあげよう
という気持ちになってもらうことが必須なんですね。

 相手が聞く状態になっているのかを確かめながら、
まず自分の話に興味を持ってもらい、
相手が聞く体勢になったことを確信してから
ちょっとだけ伝えたいことを小出しにする。

 話を聞くこと自体が楽しいという状態をつくれば
自ずと目的は達することができるのです。
という心構えでちょうどいいのでしょう。

 あれもこれも一度に詰め込んで全部伝えよう、
なんていくら頑張っても無駄だし、
これを聞けばトクするよ、
なんてつまらない理詰めで説得しようとしても
だめなものはだめなのですね。
相手に聞く気がなければ。

 もちろん、だからといって
相手にむやみに迎合することとは違うはずですけれどもね。

(2)今後どうするのか

 どうも私は真面目に語りすぎる傾向があり、
話のおもしろみに欠けるという自覚はあります。
笑いが起きにくいというか。
何とか変えようといろいろと試みてはいますが
うまくいっているとはまだ言いがたいです。

 でもこの職業、
人と話をすることで人間関係を作っていかないと
話にならないんですよね。
(なんか、禅問答チック)

 もはや○○士でござい、
なんていってふんぞり返っていられる時代は
(一部の権威者を除き)終わっています。

 凡人がこの世界で生きていくためには、
昨日触れた専門性を高めることが大前提ではありますが、
やはり話を聞いてもらってナンボ
という精神を忘れてはいけません。
そんなことを思いました。

3 とはいえ

この記事自体が上の反省点そのままだったりして。
改善の道は長いなあ。

まあ、いいか。千里の道も一歩からだ。うん。
淡々と続けよう。

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この記事にいただいたコメント一覧

 

こんにちは。
私も、塾講師ではないですが、似たようなことをしたことがありますので、何となく共感致しました。
自分自身も、「自分の伝えたいことを伝える」ことを優先するあまり、「相手に心地よく聞いてもらう」ことを忘れがちですね。
直ぐに実践できるようなものではありませんが
自分のブログの書き方についても、考えるものがあります…。

大変参考になりました。

Dexter #ma6QW5LA | URL | 2012/10/03 16:57 | edit

Re: タイトルなし

Dexter さん

 コメントいただいてありがとうございます。

 複数の人を同時に相手にするときは
良くも悪くも演出が欠かせないんですね。
自分の方を向いてくれた人と一対一の場面なら
熱意だけで向き合っても届くと思うんですが。

 そこの使い分けですよね。
私もいろいろと取り組んでみます。

> こんにちは。
> 私も、塾講師ではないですが、似たようなことをしたことがありますので、何となく共感致しました。
> 自分自身も、「自分の伝えたいことを伝える」ことを優先するあまり、「相手に心地よく聞いてもらう」ことを忘れがちですね。
> 直ぐに実践できるようなものではありませんが
> 自分のブログの書き方についても、考えるものがあります…。
>
> 大変参考になりました。

おやじ税理士もどき #- | URL | 2012/10/04 09:10 | edit

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