税理士試験 5科目一発合格を目指す!

 他業界で働きながら5科目合格を目指して受験勉強再開中。平成30年(第68回)の試験で一気に官報合格します。

スポンサーサイト 

 

tb: --   cm: --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

記事のカテゴリ: スポンサー広告

tb: --   cm: --

このページの一番上へ移動する

理解と暗記。どちらがより大事? 

 

 よく、暗記と理解のどちらが大事か、
ということが論争になったりしますね。

 この問題に絶対的な正解があるかのごとく
考え倒してそこに多くの時間を費やすことは、
全く無意味であると思います。

 そんなもの、「どちらも大事だ」に決まっているじゃないですか。
財表でいう、相対的な真実ですよ。
暗記ができていて、しかも内容も理解していることを目指すべきだと思うのです。

 でも、この結論を得るための思考過程をたどることは
必ずしも無意味なだけではないとも思うので
ここで検討してみましょう。

 まず、議論の出発点は、言葉の定義をきちんと行うことです。
「暗記」も「理解」も人によってどのような意味を込めて使っているかが異なるようですね。
一般には、このような意味がこめられているのではないでしょうか。

■暗記

・文章のかたちで覚えている
・教材に書かれていることを、そのまま覚えている
・何も見ないで、そらで言える(書ける)
・必ずしも意味がわかっているとは限らない
・表現を変えることはできない
・理解の後に自然にそうなる状態

■理解

・キーワードだけ覚えていて、必要に応じてつなげて作文できる
・その事柄について、意味や内容がわかっている
・その事柄について、人に説明できる
・必ずしも説明文を覚えているわけではない
・暗記ができることの前提
・すでにわかっていることに関連付けること

 それでは、辞書(デジタル大辞泉)で調べてみましょう。

暗記とは
文字・数字などを、書いたものを見ないでもすらすらと言えるように、よく覚えること。

 (参考)丸暗記とは
そっくりそのまま暗記すること。

 (参考)棒暗記とは
文章を、意味や内容に関係なく、そのまま覚えること。

理解とは
物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。


 これらの定義によると、
「理解」は自分の中に知識などを取り入れる側を指しているようですので、
必ずしも知識などを出力する「暗記」(の目的)とは結びついていないと考えられます。

 そもそも、答案を文章の形で書く必要がある試験の受験生は、
その試験に合格するためには文章を書かなければいけないわけです。
そのためには、合格するに値する内容と分量をもった文章を書く
ことが必要です。

 よって、答案を作成するために直結するのは「暗記」ということになります。

 暗記していること → (何も見ないで)すらすら言える(書ける)

 ただし、「その暗記をするために何が必要か?」
が人によって違うんですよね。個人差が生じるわけです。
ここから、「暗記」がより大事か、「理解が」より大事か、
という論争の世界に突入するわけです。

 「意味や話の流れがわからないと、何回読んでも覚えられないよ」
という考え方の人は、上記の辞書(デジタル大辞泉)の定義でいう
「理解」を先にしておく必要があります。

 理解 → 暗記 → (何も見ないで)すらすら言える(書ける)

 私はこちらの部類の人間です。しかもわかってからも暗記に時間がかかる
とっても世話が焼けるタイプです。やれやれ。

 一方、丸暗記や棒暗記が得意であるか、苦手ではない人ならば、
「理解」をしなくても「暗記」ができるわけです。

 そうだとすると、この2つの立場によって表現が異なるわけです。

前者の立場 暗記よりも理解が大事である

 (大前提)何も見ずに、十分な量と内容の文章(答案)を書く ← ここは共通
 (前提)理解ができなければ暗記はできないものである
  ↓
 いくら覚えたって、理解が伴わなければ、何を書けばいいのかがわからない
 そもそもいくら覚えたくても、そのためには先に理解が必要
  ↓
 (結論)理解を先にする必要があるから、理解のほうが大事である

後者の立場 理解よりも暗記が大事である

 (大前提)何も見ずに、十分な量と内容の文章(答案)を書く ← ここは共通
 (前提)暗記していないことは答案には書けない
  ↓
 何を書けばいいかがわかっても、書くべき言葉を暗記しておかなければ書けない
 理解しなくたって、暗記は可能
  ↓
 (結論)試験では解答を書いてナンボであるから、暗記のほうが大事である

 結局、「暗記」という言葉を聞いて、
その人が何を感じるのかによるんですよね。

 「暗記」を、単に上記の辞書(デジタル大辞泉)の定義でいう「棒暗記」ととらえる立場なのか、
実質的に「理解」も含んだ概念としてとらえる立場なのかで
その後の表現が変わってくることになります。

 言葉の定義を変えたり、前提を変えたりすれば
結論やそこに至る過程を変えられるということです。
だから「考え倒してそこに多くの時間を費やすことは全く無意味」と申しました。

 言うまでもなく、論文式の試験に合格するためには、
試験会場で、制限時間内に
Step1 問題文の要求を正確に把握する
Step2 頭にある情報や作文能力を駆使して何を書けばいいかを決める
Step3 ひたすらその内容を書く
ことができればいいわけです。

 だから、受験生としては
それぞれの能力を磨いておく必要があり、そのために

暗記が必要なら暗記するし、
理解が必要なら理解するし、
理解も暗記も必要なら両方すればいいし、
理解だけすれば上記の要件を満たせる人は理解だけすればいいし、
暗記だけすれば上記の要件を満たせる人は理解だけすればいいし、

というだけのことです。

 まとめるとこれだけで済んでしまった。ずいぶん長く書いたものだ。
関連記事
スポンサーサイト

記事のカテゴリ: 総論

tb: 0   cm: 0

このページの一番上へ移動する

この記事にいただいたコメント一覧

 

このページの一番上へ移動する

差し支えなければ、この記事にご意見ご感想をお願いします

 


上のコメントを非表示にしますか?

 ← ご記入後にクリックしてください。ありがとうございました。

このページの一番上へ移動する

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://oyajitaxaccountant.blog.fc2.com/tb.php/6-e2628d38
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

このページの一番上へ移動する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。